
紫ずきん・京夏ずきん -むらさきずきん・きょうなつずきん
「紫ずきん」は、日本一と言われる丹波黒大豆を成熟前に莢ごと収穫し枝豆と して利用したもので、豆の薄皮が薄紫色をしているところから、この名が付けられました。
莢や粒が極めて大きく、食べた時のムチムチとした食感と濃い甘味とコクが大きな特徴で、秋の味覚として高く評価されています。
「京夏ずきん」は、「紫ずきん」を品種改良し、夏場に収穫できるようにしたもので平成24年には京のブランド産品に登録されています。
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出荷時期
- 9月中旬~10月下旬。(京夏ずきんは8月中旬~8月下旬)
- 栄養一口メモ
- タンパク質、ビタミン、カルシウムが豊富です。甘みのもとであるオリゴ糖には整腸作用があります。
- 京野菜に歴史あり
- 丹波黒大豆は、おせち料理の黒豆の煮豆として有名ですが、収穫時期が遅いので年の瀬に間に合わせるため、栽培農家は収穫、乾燥、脱殻、選別に大忙しとなります。
そこで、もっと早く収穫できる丹波黒大豆の品種が望まれ、京都府農業総合研究所が品種改良に取組み、早くから莢が太る系統を生み出しました。
その内の一つで、煮物用ではなく枝豆用にと完成させて平成7年に品種登録したのが紫ずきんです。