
堀川ごぼう- ほりかわごぼう
京都のおせち料理には欠かせない高級食材です。
表皮は暗褐色で首部には亀裂が生じており、かすり状となっています。
ごぼうの中心は空洞になっていますが、表皮ににつかわしくないほど肉質は柔らかく、特有の芳香があります。
繊維が軟らかいので味が中までしみ込みやすいのが特徴です。
料理方法としては、中の空洞部分に肉やえびを詰めるなどして煮物にするのが最適です。
調理前に水にさらしてアクを抜く必要があります。
-
-
-
出荷時期
- 11月上旬~12月下旬。
- 栄養一口メモ
-
腸を掃除し、便通をよくする働きがあると言われています。ビタミンCやミネラルが多く含まれています。
- 京野菜に歴史あり
- 豊臣秀吉が京都に建てた聚楽第は、甥の秀次の失脚とともに取り壊されましたが、その堀は、周辺の住民がゴミ捨て場としたため埋まっていき、有機物に富んだ通気性のよい土壌に変わっていきました。
その場所で、たまたま食べ残したごぼうが育ち巨大なごぼうになったことが堀川ごぼうの始まりと言われています。
別名を『聚楽ごぼう』とも呼ばれます。