鹿ヶ谷かぼちゃ -ししがたにかぼちゃ
ひょうたんに似たおもしろい形をしたかぼちゃです。
京都では昔から「おかぼ」と呼び、明治中頃まで京都で食べられるかぼちゃのほとんどが、この鹿ヶ谷かぼちゃだったといいます。
肉質は緻密で四角に切って煮ても、形が崩れない特徴があります。また、水気が多くて甘みが少なく淡白な味であるため、ダシをきかせた日本料理によくあいます。
「甘煮」や「そぼろあんかけ」、中をくりぬき「肉詰め」などでいただいたり、形の面白さから置物や茶席の飾り物など装飾用にも用いられます。